もう縦・横で撮り直さない!「オープンゲート撮影」で動画マーケティングを効率化
目次
はじめに:増え続ける動画フォーマットへの対応
現代の動画マーケティングでは、プラットフォームごとに異なる動画フォーマットへの対応が必須となっています。YouTubeでは横型の16:9が標準ですが、InstagramリールやTikTokでは縦型の9:16が主流です。この違いにより、多くの企業が同じ内容の動画を異なる形式で撮影し直すという非効率な制作プロセスに悩まされています。
メディアごとに個別撮影を行う場合、演者やスタッフの拘束時間、撮影場所の確保、機材レンタル費用など、すべてのコストが倍増します。特に制作予算が限られている中小企業では、この重複コストが大きな負担となっているのが実情です。
また、横型動画から縦型動画を無理やり切り出そうとすると画質の劣化は避けられません。元の動画の一部を拡大することで、解像度が大幅に低下し、プロフェッショナルな品質を保つことができなくなってしまいます。
そのお悩み、「オープンゲート撮影」が解決します!
オープンゲート撮影とは、フルサイズセンサーを目一杯活用した収録方法で、縦型にも横型動画にも柔軟に対応できる撮影が可能になります。
一般的な撮影では、カメラセンサーの一部分だけを使用して特定のアスペクト比で記録していました。しかし、オープンゲート撮影ではセンサー面全域のデータを収録するモードを活用し、センサーサイズを最大限に利用します。
例えば、Blackmagic Cinema Camera 6Kというカメラでは、ネイティブ解像度6048×4032ピクセルの大型フルフレームセンサーを搭載しており、この全域を使用することで、後から様々なフォーマットに対応できる素材を一度に収録できます。

画質が最優先ならオープンゲート撮影一択!従来の撮影との決定的な違い
通常の撮影からの「切り出し」では画質が低下する理由を理解することが重要です。例えば、3840×2160の4K横型動画から縦型の2160×3840を作成しようとすると、元素材の一部分を大幅に拡大する必要があり、結果として解像度が不足し、ノイズが目立つ映像になってしまいます。
一方、オープンゲート撮影では、センサーの画素数をそのまんまの解像度で動画収録させることができます。3:2 6K(5952×3968)で撮影することで横型4K(3840×2160)でも縦型4K(2160×3840)でも十分な解像度を確保できる素材を得られます。
横型のフルHD(1920×1080)にクロップしても、縦型のフルHD(1080×1920)にクロップしても、どちらも元の高解像度から適切にダウンサンプリングされた高品質な映像を提供できます。

オープンゲート撮影がもたらす3つの大きなメリット
メリット1:撮影は一度だけ。コストと時間を大幅に削減
オープンゲート撮影の最大の利点は、一度の撮影で複数のフォーマットに対応できることです。演者やスタッフの拘束時間を大幅に短縮でき、制作費を圧縮できます。
動画制作の費用は一般的に高額になり、制作する動画の長さとクオリティによっても大きく左右されます。撮影回数を半減できることは大きなコスト削減効果をもたらします。
単純に、従来2回必要だった撮影を1回に集約することで、撮影費用を50%削減し、さらに演者のスケジュール調整の負担も軽減できます。
メリット2:あらゆるフォーマットに高品質で対応
オープンゲート撮影で得られる高解像度素材は、SNS、Webサイト、デジタルサイネージなど、様々な媒体に最適な形で展開できます。
6K解像度(5952×3968)で撮影した素材であれば、以下のような多様なフォーマットに高画質で対応可能です:
- YouTube用横型(1920×1080、3840×2160)
- Instagram・TikTok用縦型(1080×1920、2160×3840)
- 正方形(1080×1080)
- デジタルサイネージ用(任意のアスペクト比)
メリット3:編集の自由度が高まる
オープンゲート撮影では、後から画角の調整がしやすく、よりクリエイティブな表現が可能になります。撮影時に厳密にフレーミングを決める必要がなく、編集段階で最適な構図を選択できる柔軟性があります。
例えば、6K素材から4Kや2Kに出力する際に、パンやズームの効果を加えることも可能で、一つの素材から複数のバリエーションを作成できます。これにより、同一の撮影素材を使いながら、異なるプラットフォーム向けに最適化された複数の動画を効率的に制作できます。

【当社にお任せください】高品質なオープンゲート撮影に対応しています
当社は最新の撮影機材と技術を駆使して、お客様の多様なニーズにお応えするオープンゲート撮影サービスを提供しています。
<当社の機材>
DC-S1RM2 その一瞬を高精細に写し取る描写と8K動画記録を可能とする、新開発の約4,430万画素イメージセンサーを搭載。
- 7680×4320ピクセルの8K撮影
- 6.4Kオープンゲート撮影
- 高精度カラーマネジメントシステム
オープンゲート撮影により従来の半分のコストで、より多くのプラットフォームに対応した高品質な動画マーケティングを実現できます。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

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名古屋の飲食業界で商品開発や販促に15年携わる。現在はスイーツECを展開しつつ、飲食・EC向けに撮影を通じたビジュアルマーケティングを支援。
食と空間の魅力を引き出すためのブランディングや販促のヒントを発信中。
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